酷暑の日のおうちごはん

 こんばんは。今日も暑かったです。昨晩とくにタスクがあるわけでもないのに積ん読をだらだら眺めていたら午前3時くらいになってしまっていたので、今朝はゆっくり起きることにし、9時半ごろに目を覚ましました。本当は起床後パパっと身支度をして涼しいうちに図書館に行こうと思っていたのですが、ウェザーニュースいわく最低気温25℃最高気温36℃になるというので外出はやめて家に籠ることにしました。

 ただ、家で過ごしていても基礎代謝の電源はOFFにできませんから腹は減ります。ところが最近忙しくてあまり家に居ないのと、暑い日が続くことから食材ストックを減らしていて、あまり冷蔵庫の中が豊かではありません。あるのは賞味期限切れの野菜炒めミックスと袋麺だけ。動物性たんぱく質、一切なしです。

 しかしもっと大きな問題があります。それは「台所が暑すぎること」。気密性に乏しい築40年超の木賃住宅というものはとかく夏暑く冬寒いのです。居間と諸々が一体のいわゆるワンルームではないのゆえに、トイレと台所の温度環境は驚くべき劣悪なものとなります。恐らく我があばら屋ほどひどい環境にお住まいの人はそんなに一般的ではないでしょうが、しかし斯様に暑い日におうちでごはんを拵えてくれるひとには感謝しなければなりません。実家にいるときは親が有意に調理を避けたいオーラを出していて、これ幸いと自分が代役を買って出ていましたね。ただ、僕は自分で作るならニンニクとかトマトとかセロリとかを効かせた欧風の創作冷製料理を好むので、和食っぽい(≠日本料理)メニューを好む親としてはそんなに好んでなかったです。逆に意外なことに、祖母はすごく好みの味だったようで毎夏一度は振舞っていました。

 まぁ残念ながらいまの我が家ではほかに調理担当者を募れませんので、クソ暑い台所へサーキュレータで冷風を供給しつつ、ハッカ油を希釈した特製マジマジを身体に霧吹きして料理をしました。まぁぶっちゃけレンチンすればガスコンロなしに調理できるのですが、訳あってそうしませんでした。ということで、今日のお昼は「炒め野菜の冷しタンメン」。空腹が限界だったんで写真はありません。悪しからず。

 さて、前稿で某小売大手をディスってしまったので、今回は名誉挽回というか誉めときます。いつも評価してるPBについてですね。ベースはこれです。

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 プライベートブランドの中にはよくわからん製造元が低クオリティのOEMを供給していて、消費者としてはその安かろう悪かろうさに閉口させられることもありますが、これは美味しい。味の系統としては「サッポロ一番塩らーめん」と大差ありません。サッポロ一番シリーズはサンヨー食品の商品ですからOEMではないのですが、それと聞いても違和感ないですね。このPBはマルちゃんシリーズの東洋水産製です。

 というか所在地の神戸市西区見津が丘をググったのですが、あんな北のほうに食品工場があるんですね。近くに伊藤園系の茶工場もありましたから、食品系工業団地として立地してるのかもしれません。近傍の神戸西インターから貨物自動車で物流するのでしょう。

 さて、冷やしタンメンのレシピ作り方に戻ります。まずは具の野菜を炒めます。少なめの塩胡椒とやや多めの油で5分ほど炒め、チューブニンニクを1.5センチほど加えます。強火の炒めモノをするようなときは焦げるのでホールとか大きい場合を除いて香草類は後入れが無難でしょう。

 袋めんの方は、表示時間通りにゆでたら麺と茹で湯を分け、麺を流水で冷やします。粉スープを溶かすのは茹で湯でも水道水でもどちらでもいいでしょう。ただ商品開発者の見解を推測するに、茹で湯の油分は味に無視しえない程度の存在感があると思われますからそこには注意がいりそうですね。まぁ僕は完全に気分です。新たな湯水でスープを溶かしても本メニューでは然程絶望的な結果にはなりません。

 ともかく、スープを規定よりやや少ない水量で溶かしたら、あとは氷を入れます。家庭用製氷皿サイズなら5つくらいでしょうか。この氷は結構デカい要素です。そしたら麺と炒め野菜を以て完成です。

 この冷やしタンメンは袋麺をベースにしてますが、氷を入れるくらい冷やしても油脂分の塊が気にならないのがいいところです。それはサッポロ一番塩らーめんでも西友PBでも同じです。だいたいトータル10~15分でできますし簡単ですよ。

 今回は野菜炒めミックスが賞味期限切れだったのと、個人的に高温の油を通した野菜が好きなのでガスコンロを焚いてたわけですが、しんなり野菜が好きだったりこだわりが無い方ならば、野菜は濡らしてラップをし5~6分レンチンするのでもいいと思います。夏バテが気になる方はショウガや大葉を刻んで入れたり、摺り胡麻を多めに入れても美味しいですよ。ぜひお試しください。 

 ブログを使った”文字によるメシテロ”というあらたな企てはいかがでしたでしょうか。今回もまたコメントを頂けますと嬉しいです。では、さようなら。